被相続人の生命保険の調べ方

お亡くなりになった被相続人が、どんな生命保険に入っていたかわからない場合には、生命保険協会に問い合わせることによって、どの保険会社に生命保険契約があるかといった、契約の有無について調べることができる「生命保険契約照会制度」というものがあります。

生命保険協会は、加盟全社に連絡をし、照会対象者が保険契約者または被保険者となっている生命保険契約の有無について調査します。

なお、回答されるのは、生命保険契約の有無のみなので、契約内容については、個別に生命保険会社に照会しなければなりません。

会員保険会社は、生命保険協会から照会を受けた日現在有効に継続している個人保険契約の契約者および被保険者の名寄せを行い、生命保険契約の有無を調査しますが、財形保険契約、財形年金保険契約、支払いが開始した年金保険契約、保険金等が据え置きとなっている保険契約は対象外で、調査されません。

生命保険協会に問い合わせることが出来る人は、次のとおりです。

①被相続人の法定相続人

②被相続人の遺言執行者

③法定相続人の法定代理人または生命保険協会が認めた任意代理人

生命保険協会に収める照会手数料は、次のとおりです。

１件　３，０００円（令和４年１１月２２日現在）

①法定相続人が問い合わせる場合の必要書類

・法定相続人の本人確認書類
・法定相続情報一覧図　または　相続人と被相続人の関係を証する戸籍等
・被相続人の死亡診断書
   

②遺言執行者が問い合わせる場合の必要書類

・遺言執行者の本人確認書類
・遺言執行者の印鑑証明書
・遺言書
・被相続人の除籍謄本
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③法定相続人の法定代理人が問い合わせる場合の必要書類

・法定代理人の本人確認書類
・法定代理権の確認書類（登記事項証明書等）
・法定相続情報一覧図　または　相続人と被相続人の関係を証する戸籍等
・被相続人の死亡診断書
 

④法定相続人の任意代理人が問い合わせる場合の必要書類

・任意代理人の本人確認書類
・任意代理権の確認書類（委任状等）
・法定相続情報一覧図　または　相続人と被相続人の関係を証する戸籍等
・被相続人の死亡診断書

⇒生命保険協会のホームページはこちら

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